蒼空

待ち望んだその花を愛でに。
（続きにたたんでおいておきます）


⇒7/9　0207　修正

ポーシア(c15100)と一緒に。

降る雨を楽しみ、一本の樹を愛でるために造られた庭
これほど見事な庭ならば、自慢もしたくなるな
ならば心行くまで堪能させてもらおう

ポーシアの手を取りエスコート
樹に近い水辺に腰掛けて、ゆっくりと花を眺める
巨木の聳えるこの庭は長く住み続けた古恋る鳥の巣と似ている
この庭ほど整えられてはいないが、
素朴で静かな庭の光景を思い返し

「こんな風に、時間をかけて庭を整えるのもいいかもな」

春には薄紅の花を咲かせる我が庭の樹を思い浮かべて言えば
返って来た短い言葉とその後に続いた彼女の願望

「白い花、か。そうだな、今度探しに行こう」

肩に感じた重さに愛おしさを感じながら
未来を空想して彼女へ微笑んだ

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現在２９８文字。ほぼ完成形かと。
白い花を植えると聞いて、カスミソウやクチナシもだが、
「アリッサムを植えよう」と言い出さないようにしないと、と考えるに至る。