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TW3「エンドブレイカー!」内PC関係の雑記。

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カメロット分家、呪い、金木犀の館についてちょっとした覚え書き。


『カメロット分家について』
カメロット家分家は基本3種類に分かれている。
ひとつは本家当主と共に政経に携わり、領主としての地位を持っている4つの家。
(アヴァロン、ドゥムノニア、ティンタジェル、カリス)
彼らはカメロット分家の中でも特別で、異質。
どんなに外部から新たな血をひきこんだとしても、生まれる子供は皆金色の目を持つ。
これはかつてこの4つの家をつくることになった創始者たちがとある娘から受けた「呪い」


ひとつは、後継者以外のカメロット本家や分家の人間と婚姻関係を結び、
カメロットの分家を名乗ることを許された一部の富豪たち。
(コーンウォール家やベイドン家などはこちら)
血筋を辿ればカメロットに行きつくのだが、本家や前述の4家に比べれば
一族内の権力も薄く、領地も少なく、あまり重要視されていない。
なお、「呪い」の影響は出ておらず、皆親からその瞳の色を受け継いでいる。


最後に、影の家。
カメロット本家の代用品にして表面上は親戚筋の家系。
(カリブルヌス家、そしてログレス家)
容姿だけではなく、その血筋までも似せて「意図的に作られた」彼らは、
時に生まれた子供のすり替えも行いながらカメロット本家の血筋を護っていたが、
カメロット家が崩壊した後に彼らも何者かに襲われている。
現在はアーサー、エレインの二人しか残っていない。



『ルチルの呪い』
アヴァロン、ドゥムノニア、ティンタジェル、カリスの4つの家に掛けられた呪い。
その概要はまるでお伽噺のように彼らの家に語り継がれている。

遥か古、最初の「黒鳩伯爵」に見初められた5人目の妻に、
最も若く、最も美しい、魔獣の血を引く「ルチル」という名の少女がいた。
夜色の髪に、満月の瞳。しなやかな肢体と圧倒的な強さ。
戦場で偶然出会い、一目ぼれした黒鳩伯爵が連れてきた娘で、
他の4人の妻よりも愛され、彼女もまた伯爵に惹かれていった。
だが、辺境の部族暮らしでランスブルグ上層では常識ともいえることも知らず、
その強さと美しさだけで地位を手に入れた彼女を、他の4人の妻たちからは疎まれていた。

いつしかルチルの身の危険を感じた伯爵は彼女を自らの部下にして親友である
マールブランシェ卿へ相談し、彼女を護るためにルチルを彼へ下げ渡す。
第三階層の小さな町の領主に任命した後はマールブランシェ卿の力も借り、
伯爵とルチルはほかの者達に知られぬように密かに密かに愛を育んだという。

数年後、ルチルは3人の子宝に恵まれた。
しっかり者の長女と、暴れん坊の長男、生まれたばかりの次男は
彼女だけではなく町の住人にも愛され、元気に育っていった。
だがある日、事件が起こる。
長男が親の言いつけを守らず森に入り、狼たちに食い殺されてしまったのだった。
家族たちは嘆き悲しんだが、ルチルだけはそれに違和感を感じ、
息子の亡骸を調べ上げた結果、一つの事実へとたどり着く。
「我が子は狼に食い殺されてなどいない、何者かに殺された」という事実に。
それ以来、ルチルは家族の言葉も聞かず、ひたすらに我が子の仇を探した。
町の人間には犯人はいなかった、他の街にも、上層にもいなかった。
だが、伯爵家に使えるメイドから聞いた言葉でついに犯人にたどり着く。

彼女の子供を殺すように命じたのは、伯爵の4人の妻たち、
そして実行者は、彼女たちの召使い(愛人と語られている場合もある)だった。
彼女たちはルチルの子が伯爵の血を継ぐ子だと勘違いし、

ルチルは怒り狂った。
その怒りは彼女を狂気へと奔らせ、復讐の牙を静かに研ぎ澄ましていった。
彼女はかつて親しかった明度の娘の協力を得て4人の妻たちが集うその日を調べ上げ、
伯爵の留守をついて彼女たちを殺害する計画を練り上げ、実行した。
だが仮にも最上層、伯爵家の屋敷でだ。
4人の妻たちへと襲いかかった彼女は為す術もなく捕らえられ、
その恨みを晴らすこともできないまま、騎士団へと連行された。
去り際、ルチルが4人の妻たちへと叫び続けた言葉がある。

『思い出せ!鏡を見るたび、お前たちが殺した我が子の事を!』
『思い出せ!その目を見るたび、憎しみながら死にゆく私の顔を!』

意味の分からない言葉をただ叫ぶ彼女を、妻たちは憐れみながら見つめていた。
それから間もなく、ルチルは死んだ。
刑罰を与えられるより早く、獄中で変死したという。
ようやっと訪れた平穏に安堵した妻たちは鏡を見て、そして我が子の目を見て叫んだ。

自分の目が、子供たちの目が、彼女と同じ金色に輝いていることに。

その後、彼女たちの悪行は明るみになった。
ルチルの子を殺した実行犯たちは処断され、4人の妻たちは上層から追放された。
分家の者達はその4人の妻たちの遠い子孫なのだと伝えられている。


なお、謎とされている部分が多いこの言い伝えは各家ごとに解釈が異なり、
大まかな流れ以外は創作されている部分も多いと言われている。
(ルチルの容姿、マールブランシェ卿への下げ渡し、子供の数、4人の妻を呪ったことは変わらないらしい)

かつてのマールブランシェ家はその名を変えて現在も存在しているが、
「カメロットに属する何処かの家」というだけで深くは語られていない。
残されたルチルの2人の子供らがどうなったかは知られておらず、
一説には「ルチルの遺志を受け継いで4人の妻たちを殺そうと現世を彷徨っている」
とまで言われているが、真実は語られず。



『黒鳩伯爵の館』
エレインの住む町にある、森の中の洋館。
かつては黒鳩伯爵がルチルと共に過ごすために作ったとされる古い屋敷で、
自然を愛する彼女のためにと四季折々の花で飾った庭を持つ。
現在は黒鳩伯爵と親しかったと言われている町の庭師一族が、
カメロット家から正式に依頼され、屋敷の管理を行っている。
現在の管理者はウォルター・アークラル(81)
年の割には健康的で、老いを感じさせない不思議な老人。
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