TW3「エンドブレイカー!」内PC関係の雑記。
バッソーを倒したその後、仲間達により二人は回収された。
片や――戦闘序盤で襤褸雑巾のように投げ捨てられた青年。
片や――豪腕から繰り出されたアッパーに空を待った少女。
ごめんなさい、そう呟こうとして首を振ったディフィスは
気を失ってはいるが無事に船まで運ばれた二人の頭を撫でる。
(お疲れ様、ゆっくり休んで、ね)
表情は変えず、安堵を込めた優しい眼差しで二人を見つめ、
僅かに開いていた口にハーブを容赦なく捩じ込んだ。
片や――戦闘序盤で襤褸雑巾のように投げ捨てられた青年。
片や――豪腕から繰り出されたアッパーに空を待った少女。
ごめんなさい、そう呟こうとして首を振ったディフィスは
気を失ってはいるが無事に船まで運ばれた二人の頭を撫でる。
(お疲れ様、ゆっくり休んで、ね)
表情は変えず、安堵を込めた優しい眼差しで二人を見つめ、
僅かに開いていた口にハーブを容赦なく捩じ込んだ。
ポーシアが目を覚ました時、彼女は『終焉に抗う勇士号』内の空き家に寝かされていた。
巨大な船内に建てられていた空き家のいくつかはこの度の戦いで負傷したもの達で埋まっており、
手の空いた自由農夫達がハーブ片手に負傷者たちの介抱を行っていた。
生死不明者も多少なれ出てしまったが、それでも作戦は成功。
次の戦いに備えるエンドブレイカー達にとってすれば、負傷したとはいえこれがつかの間の休息なのかもしれない。
最近補強が行われたばかりの天井には真新しいドロースピカが外界の光を薄い光を室内に広げている。
ぼんやりと天井を眺めていたポーシアだが、ふと、記憶の途切れ目まで思考を逆行させる。
あの強烈な拳に打ち上げられた瞬間、飛ばした鷹がいとも容易く弾かれる姿、
そして
(そうだ、アーサー……)
一番最初に投げ飛ばされたあのもやしのことが霞がかった頭を過る。
壺を壊すなどと言う危険の伴う役に率先して参加し、あまつ最前列で敵の注意を引くと言いだしたその男を、
多かれ少なかれ心配してやっていたというのにいの一番に倒されてしまったあの無残な姿を、
ポーシアは思い出して、不安になる。
胸の中になにか重くのしかかるものがある、きっとこれは、心配だからだ。
そう自分に言い聞かせて身を起こす。
探そう。
そう思った瞬間にはポーシアは傷の残る身体で外へと飛び出していた。
* * *
「……ていうか、隣りの部屋にいたし……」
自分が寝かされていた部屋のすぐ隣の部屋でアーサーは静かに目を閉じていた。
なんだか意気込んで部屋を出たのが馬鹿らしくなってきた。そう思いながらベットの傍に。
かけられた布団がそのままの状態を保っていることから、運ばれてから一度も目は開けていないのだろう。
あまりにも動かないものだから、ポーシアは青年の口元に手を翳す。
不規則でか細いながらも、呼吸はある。紛らわしい寝方をするもんだ。
ベッドの縁に肘をついて眠る青年の横顔を眺める。
『アーサーじゃ不安なんだよ! もやしだから!』
あの時、建前抜きに素直に言葉が口から滑りだした。
本当は心の中でとどめておくはずだったものが、何故か出てきてしまったのだ。
きっと、あの細っこい非力にしか見えない身体が頼りなく見えたからだ。
そのせいだ、アーサーが細っこいもやしっ子なのが悪い。と責任転嫁する。
なんだか胸の奥が変だ。すごく変な感じだ。
決して、そのままどこかにいなくなってしまいそうだったからなんかじゃないんだ。
「……別に、そんなつもりないんだもん」
拗ねたように唇を尖らせて呟く。
その時、目の前で何かが動く(といっても動くものなんてひとつしかないが)。
顔を上げると、此方に顔を向けた負傷者が寝ぼけた声で
「……ポー?」
そう呟く。
こちらを見て、まだ薄い意識の中で彼は手を伸ばす。
頬に触れるとどこか安心したような眼差しを向けて、再びアーサーは眠った。
力なく落ちる手を思わず掴んでしまったポーシアは、少しだけ手を握り返すと彼に頬笑み
微かに脈打つ白い腕をそっと布団の中へと戻してから吐息一つを漏らす。
名前を呼ばれただというのに、こんなに嬉しいのは何故だろうか。
それは、友達で仲良しで仲間だからだ。それ以外には別にない。
脳内会議を手早く終わらせて、ポーシアはベッドのすぐ足もとで丸くなる。
ともかく、今は疲れた体を休ませないと。
ベッドの傍に置かれたアイスレイピアのおかげか、少しだけ自分の部屋より涼しい。
いつの間にかポーシアは深いまどろみの奥へと沈み込んでいた。
※勝手に続きを妄想した結果がこれだった。戦闘不能者回復のため農夫さん達大忙し。
ディフィスさん大好きだけどまだ口調とかキャラ把握しきれん……orz
ところで現在のギガメンバーが最短狙いのためディフィスさんとナナセさんとポーちゃんなのですが、
連携チャージの影響でアーサーがポーちゃん以外のお二人と並ぶことがしばしば。
背中合わせだったリ腕組んでるように見えたりするのですがこいつ一度爆破してやってくれませんかね←
巨大な船内に建てられていた空き家のいくつかはこの度の戦いで負傷したもの達で埋まっており、
手の空いた自由農夫達がハーブ片手に負傷者たちの介抱を行っていた。
生死不明者も多少なれ出てしまったが、それでも作戦は成功。
次の戦いに備えるエンドブレイカー達にとってすれば、負傷したとはいえこれがつかの間の休息なのかもしれない。
最近補強が行われたばかりの天井には真新しいドロースピカが外界の光を薄い光を室内に広げている。
ぼんやりと天井を眺めていたポーシアだが、ふと、記憶の途切れ目まで思考を逆行させる。
あの強烈な拳に打ち上げられた瞬間、飛ばした鷹がいとも容易く弾かれる姿、
そして
(そうだ、アーサー……)
一番最初に投げ飛ばされたあのもやしのことが霞がかった頭を過る。
壺を壊すなどと言う危険の伴う役に率先して参加し、あまつ最前列で敵の注意を引くと言いだしたその男を、
多かれ少なかれ心配してやっていたというのにいの一番に倒されてしまったあの無残な姿を、
ポーシアは思い出して、不安になる。
胸の中になにか重くのしかかるものがある、きっとこれは、心配だからだ。
そう自分に言い聞かせて身を起こす。
探そう。
そう思った瞬間にはポーシアは傷の残る身体で外へと飛び出していた。
* * *
「……ていうか、隣りの部屋にいたし……」
自分が寝かされていた部屋のすぐ隣の部屋でアーサーは静かに目を閉じていた。
なんだか意気込んで部屋を出たのが馬鹿らしくなってきた。そう思いながらベットの傍に。
かけられた布団がそのままの状態を保っていることから、運ばれてから一度も目は開けていないのだろう。
あまりにも動かないものだから、ポーシアは青年の口元に手を翳す。
不規則でか細いながらも、呼吸はある。紛らわしい寝方をするもんだ。
ベッドの縁に肘をついて眠る青年の横顔を眺める。
『アーサーじゃ不安なんだよ! もやしだから!』
あの時、建前抜きに素直に言葉が口から滑りだした。
本当は心の中でとどめておくはずだったものが、何故か出てきてしまったのだ。
きっと、あの細っこい非力にしか見えない身体が頼りなく見えたからだ。
そのせいだ、アーサーが細っこいもやしっ子なのが悪い。と責任転嫁する。
なんだか胸の奥が変だ。すごく変な感じだ。
決して、そのままどこかにいなくなってしまいそうだったからなんかじゃないんだ。
「……別に、そんなつもりないんだもん」
拗ねたように唇を尖らせて呟く。
その時、目の前で何かが動く(といっても動くものなんてひとつしかないが)。
顔を上げると、此方に顔を向けた負傷者が寝ぼけた声で
「……ポー?」
そう呟く。
こちらを見て、まだ薄い意識の中で彼は手を伸ばす。
頬に触れるとどこか安心したような眼差しを向けて、再びアーサーは眠った。
力なく落ちる手を思わず掴んでしまったポーシアは、少しだけ手を握り返すと彼に頬笑み
微かに脈打つ白い腕をそっと布団の中へと戻してから吐息一つを漏らす。
名前を呼ばれただというのに、こんなに嬉しいのは何故だろうか。
それは、友達で仲良しで仲間だからだ。それ以外には別にない。
脳内会議を手早く終わらせて、ポーシアはベッドのすぐ足もとで丸くなる。
ともかく、今は疲れた体を休ませないと。
ベッドの傍に置かれたアイスレイピアのおかげか、少しだけ自分の部屋より涼しい。
いつの間にかポーシアは深いまどろみの奥へと沈み込んでいた。
※勝手に続きを妄想した結果がこれだった。戦闘不能者回復のため農夫さん達大忙し。
ディフィスさん大好きだけどまだ口調とかキャラ把握しきれん……orz
ところで現在のギガメンバーが最短狙いのためディフィスさんとナナセさんとポーちゃんなのですが、
連携チャージの影響でアーサーがポーちゃん以外のお二人と並ぶことがしばしば。
背中合わせだったリ腕組んでるように見えたりするのですがこいつ一度爆破してやってくれませんかね←
PR
カレンダー
04 | 2024/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
フリーエリア
最新記事
最新トラックバック
プロフィール
HN:
アーサー&エレイン
性別:
非公開
ブログ内検索
P R
カウンター