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TW3「エンドブレイカー!」内PC関係の雑記。

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傍にいるときの温もりや安心感も、
離れている間の寂しさや孤独感も、
すべてが君への想いなのだとしたら、
この感情のうちどれだけを君は知っているのだろうか。

知ってほしい。

そう望むがゆえに、また君を傷つけるのだろうか。

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紫煙立ち上る入り組んだ路地を歩く。
目の前を歩く少女は既に道を把握しているのか足取り軽く、木箱の上を跳ねるように進む。

「もーすぐ、もーすぐだよ。あ、こっちこっち」

剣の彫られた看板の店を左に曲がり、真っ直ぐ。
狭くなっていく路地をなんとか通り抜けると、小さな階段と扉が見えた。
扉の横には「本日のおすすめ→ハンバーグ定食」と書かれた看板。

「到着、っと。ここが『針刺星』だよ」
「まだ準備中みたいだぞ」
「関係者ならいつでも立ち入りオッケイだから平気へーき」

少女は躊躇いなく扉を開いた。



大切なものはいつだって、気付けばすぐ側にある。
けれど、気付くまでは時として気が遠くなるほど長い。
対岸の火事のように燃えるまでは熱さは分からず、
燃えてからでは遅すぎて、あっという間に燃え尽きる。

故に、慎重でなければならない。
暗闇の中、泥濘を歩くように、探りながら、
大切なものだけは無くさないようにと、祈りながら。


「どうして追いかけるの」と聞かれたら「お前が逃げるからだ」と答える。
「なんで傍にいるの」と聞かれたら「それが幸せだから」と答える。
「あなたは愛されてるのに」と聞かれたら「重々承知だ、返事してないだけ」と答える。
「私じゃなくてもいいんでしょう」と聞かれたら?
「お前といる時が一番幸せなんだ」と答えるしかないだろう!
それにしても可愛いすぎるだろう、なんだあいつ、どう祝えばいいんだ!

とは言え、僕にそれを素直に言い出すことは出来ず、
代わりにやることは照れ隠しのスキンシップと罵詈雑言。
この気持ちにかわりはないのに、僕はなんでこうなったんだろう。

せめてあいつに言えることは、「逃げたいのなら今のうち」
10数える前に追いかけてやる。



久し振りに人に会うというのは意外と嬉しいものだ。
それが長らく待っていた人だと余計に。
少女はいつもの窓辺に寄り添って疑似星を眺める。

どんな形でも誰かに愛されることは怖いことだ。
それでもその感情の温かさについ触れたくなってしまう。
彼女はいつもの微笑みを浮かべて見守ってくれている。

この平穏な時間がいつまでも続けばいいと願ってみるものの、
僕に出来ることは一杯のミルクティーを淹れることくらい。
いったい他に、僕は彼女たちに何が出来るというのだろうか。
――――嗚呼、この幸せをどう返せばいいだろう。
(続きは全く関係ないバトン回答)


蒼空
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