TW3「エンドブレイカー!」内PC関係の雑記。
広い空を自由に飛べること。
屋敷の中で本ばかり読んでいた僕にはそれだけで羨ましかった。
翼を広げて、風を受け止めて、
吸い込まれるように青の中に消えて行く小さな姿。
閉じこもっていた僕にとっては信じられない光景だった。
憧れていた。 焦がれていた。
自由に何処までも飛んで行ける、
僕の手の届かないその場所に行ける存在に。
同時に思っていた。僕はそこに行くことはできないのだと。
こんなにも長い道のりをたった一つのために歩いたのは初めてだ。
砂交じりの丘に何度も足を取られ、転びそうになる。
息は荒く、足を引きづりながら漸く登りきった丘の上、
いつの間にか遠く見えた青は空ではなくて海で、
見覚えのある一羽の鳥は緩やかに何かを落として飛んでいき、
見降ろしたその先に、見つけた。
他に誰かがいたようだが、そっちはどうでもいい。
喉が少し痛かったがそんなことも関係ない。
言葉にできない感情、叫ぶ。目標は。
「…っっの、ばかむすめ!!」
擦れそうな声を捻り出して、疲れた体を無理に動かして、
「やっとつかまえたぞ!!」
手が、伸ばしたら届きそうな位置に、やっとたどり着いた。
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