TW3「エンドブレイカー!」内PC関係の雑記。
(たいていの人はこの話をこういうだろう)
緩やかな、秋の午後の日差しは柔らかく、
木陰にいる彼に優しい微睡みを与える。
しかし、彼は眠れない。
(ただのギャグストーリーだと)
緩やかな、秋の午後の日差しは柔らかく、
木陰にいる彼に優しい微睡みを与える。
しかし、彼は眠れない。
(ただのギャグストーリーだと)
彼は考える。
ここ最近彼の考え出した睡眠導入法と言うのは非常に単純なものだった。
結論から言えば、何かを膝の上に置いて寝る。これだけだ。
先の鳥追い祭りでヒントを得た彼は、延々と何が一番いいかを模索中なのだ。
たいていの人はこういうだろう。眠気なんて羊を数えれば良いだとか、
布団に入れば眠気はやってくる、温めたミルクがいい。
しかし、彼はそれでは駄目だった。故に研究中なのだ。
(この間クッションを試したけど駄目だった。もう少し重さが必要だ)
小さな羊皮紙にメモを取る。
(瓦礫は重すぎた。結局壊してしまった。もう少し軽さと柔らかさが必要だ)
真剣に考えるその姿は世間一般では愁いを帯びた美青年とも言えるだろう。
しかし内容を知ってしまえば皆口をそろえて言うだろう。頭良い馬鹿だと。
だが彼は真剣そのものなのだ。
普段決まった時間に寝ることがない上、インソムニア愛用者なこの男は、
突然襲ってくる眠気に対応しきれず怪我をすること数十回。
もはや百数回の方が正しいかもしれないほどである。
ならばせめて、日中だろうが眠れるときに眠れるようにしようと
無意味に無駄な努力を重ねているのである。
(今までのサンプルから観測するに、重さは35~45kgの間くらいか)
(大きさは70cm以上、僕より小さいものがベスト)
(これに、睡眠を促す香りがつけば更に良好。ここまでは解った)
眉間に皺が寄る。
もうそろそろ皺が固定されるのではないかと言われるほどよくこうなる彼だが、
それだけ集中してなにかに夢中になっているのだ。
例えば現状をいうと、紙に影がかかっても気にしないくらい集中している。
目の前に誰が立っていようと関係ない。
だが、声がかかれば話は別だ。
「アーサー、また皺寄ってるよー」
声に顔を上げる。目の前には見慣れた少女。
眉間の皺を伸ばそうと手を伸ばしてくる少女に彼は動じない。
慣れとは時に恐ろしい。
ぐにっと皺を伸ばされる感覚を彼は振り払おうともしない。
今考え事してるんだ、あっちにいってろ。と言おうとしたアーサーは
ふと彼女を見て何かを考える。
(条件、35~45kgで、僕より適度に小さいのがベスト)
(香りがあれば更に良好、今日もなにか香草の香り)
「ポー」
「ん、なに?」
「ちょっとここに座れ」
珍しく彼が名前を呼んでまで促したのは、膝の上。
少女は満面の笑顔で答えた。
「全力でお断りします」
「問答無用だ」
あっさりと少女を捕まえ、膝の上に。
そのまま少し考えて、背中から彼女を抱きしめた。
「ぎゃー!やめてって!叫ぶよ?変態って叫ぶよ!」
「黙ってろ、眠れない」
「何なら殴るよ!グーで!ぐっすり眠れると思うし!」
「少しの間だ、我慢してくれ」
アーサーは無表情のまま、少女を強制的に膝の上に連行。
暴れようが離れたがろうが関係なしに少女を抱きしめる。
正直ロマンスの欠片もない。
しかし彼はどうやらこの状況に随分と満足しているようだった。
微かに香る香草の香りと、聞きなれた声が、緩い眠りへと誘う。
(良い香り、重さも大きさもちょうどいいな)
「ねえアーサー、聞いてる?もう殴るからね!」
少女の拳が振り下ろされるよりも早く、彼は夢へと潜っていった。
※たまには馬鹿な話が書きたい。
不眠症気味の頭良い馬鹿には可愛い女の子が必要なそうです。
というかポーちゃんは勝手に書いちゃってスンマセンっした!!!
あとでアーサーに文句言っとけばいいよ!あと殴っても良いよ!
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